震えるだけで有酸素運動と同じ効果!?

脳科学評論家の澤口俊之先生によると冬の運動は震えるだけで良いという。

体を震わすだけで、有酸素運動と同じ効果を脳に及ぼす。

寒い時は身体が震えるが、この筋肉の収縮が脳的には有酸素運動と同じ効果を及ぼす可能性が高い。

但し、あくまでも脳的な話ではあるので、その他の部位については同様の効果が得られるかは分かっていない。

考察

冬のブルブルと震える事をシバリングと言いますが、確かにこれは筋肉の運動なので、実際問題運動している事には変わりはないという事は言えそうです。

そもそもこの冬の寒い時期のブルブルはどのようなメカニズムで起きているかと言えば、外気が寒い・冷たい為に体温が下がらないように体が生理的に行う運動になります。寒いと自律神経の中の交感神経が活発に動き始めます。交感神経は体を活性化にさせる神経なのですが、これが活性化すると筋肉が自動的に微弱な収縮運動を始めるようになります。このように筋肉が微小な収縮運動をする事で熱を発生させ体温を上げようとしているワケですね。

上記のような原理がシバリングでは働いている為、確かに運動ではありそうですが、果たして有酸素運動と呼べる程のものかと言えばかなり微妙です。

有酸素運動の反対である無酸素運動は筋トレや短距離走など、短時間に強力に筋力を使う運動を指しますが、有酸素運動はその逆で長時間の間、徐々に筋力を使う運動になってきます。有酸素運動の代表例としてはウォーキングやジョギングなどが挙げられますね。

こう考えますと、シバリングはどちらかと言えば有酸素運動に近いとも言えますが、ウォーキングやジョギングなどに比べると極めて軽微な筋肉運動ではあるので、運動と言えば運動ですが、我々の一般的に思い描く運動とは雲泥の差がある事が分かります。

とは言え、今回の話はあくまでも脳科学的な話であって、運動生理学の話ではありません。

そのように考えますと、脳的には確かに有酸素運動と同じ効果をもたらしているらしいのです。

このシバリングは実はアスリートの中でも有用的に使われており、ウォーミングアップとして活用もされているのです。このシバリングをする事によって、脳が有酸素運動をしているのだと思い込んでくれるので、「代謝の活性化」「筋出力の向上」「呼吸循環系の応答性向上」といった効果が見込めるのだとか。

つまり、シバリングによって運動と同じ効果を肉体に及ぼす事は現実問題難しいのですが、これから運動を始める為に脳をならす作業としてはちょうど良いという事になりますね。

 

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